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いのちの時

 図書館で本を探していたらふと目が止まり、手に取って中を開くと、左に著者の柳澤さんの写真、右には短歌が。そこだけで本や著者の世界を感じ取れてたとは言わないけれど、読んだら実に良かった!本の巻末についていた年表によると、柳澤さんは現在71歳。30代から原因不明の病と闘いながら、家庭生活を送りつつ、生命科学者として様々な文章を執筆されています。発病から30年余り経った平成11年にようやく病名が診断され、治療により奇跡的に快方に向かわれたそうです。私の周囲には「科学者」という職業の方がいないので「科学者」のイメージってぱっとは浮かばないんだけど、柳澤さんの言葉は、まっすぐで、中立的で、優しくて、断定的すぎず、世界(日々のことや遺伝子のこと、生と死のこと、ご自身のことなど)を見つめる視線はとても透明でしかもしなやかな気がしました。「科学者」の誰もがそんなふうに世界を見つめているというわけではないのかも知れないけど、「科学を知らない一般人」の私にしてみたら、「科学者」の見方に触れたような感じもしました。加えて、病気でしかも原因が分からぬまま日々痛みと戦っていたことを想像すると、私だったらまず「耐えられるかな…」と怖じ気づくのがわかるんだけど、柳澤さんはこの本で触れていたある出来事もあって、病気さえも“平常心で受け入れることができた”と語っていたのが印象的でした。同時に独特の澄んだ視線とそれを表現する文章力に安心感とその感覚を与える芯の強さを感じたのでした。この一冊で、私はすっかり柳澤さんの虜です。


いのちの時いのちの時
(2002/03)
柳澤 桂子

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nakka

Author:nakka
ご訪問ありがとうございます。

一児の母をしながら、主婦・絵描き・カラーセラピーをしていこうと手探りしながらやってみましたが、心の病気になり、お休みしています。唯一主婦業はペースに気をつけながらやっているところです。

直感的に色を選んで描く色遊びを「天使のらくがき」と名付け、それをウェブ上に載せる目的で始めたブログでしたが、今は、日々の出来事や、思ったり、考えたり、感じたりしたことなどを綴っています。方向性が定まらず、気の向くままなところが「らくがき」みたい、ということで、のんびり続けていけたらと思います。


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